私は新潟大学歯学部卒業後9年ほど大学病院で補綴科(被せ物、義歯などをつくる専門科)に所属 しておりました。そのため、被せ物、入れ歯の治療は得意です。質の良い被せ物、入れ歯は本当に適合がよく、キレイで長持ちすることを経験してきました。名人といわれるような先生方の治療を目の前で拝見できたことは、一生の宝物です。いや~今振り返っても、すごい治療をしていました。それに先生方はみんな、ご自身に非常に厳しかったです。ほんの些細なエラーでも許さず、再度やり直すことは勇気がいることだろうし、患者さんも大変です。ですが、そのエラーを許したまま製作を進める方が、患者さんの迷惑になります。それを見極め、判断していくステップをプロセスとして目の当たりにしたことは、私の歯科医師人生に非常に大きな糧となり、診療方針の判断基準となっているように思います。そのような先生方に指導を受けた知識や技術は本当にありがたく、補綴治療は大好きになり、こだわりを持って治療させてもらっています。
開業して以来、被せ物や義歯を入れて、適切なメインテナンスをしていくことがさらに大切であると考え、予防を重視した診療体制をとるようになりました。20年予防で通ってくださる患者さんからは、「こんなに被せ物が長持ちするなら白いキレイな被せにすればよかった..」と言われたこともあります。
大学病院で使用していた技術や材料と同じものを使うことになると、どうしても自費診療になります。保険診療ではこのような材料や技術は使用することができません。
やはり、補綴物(被せ物や義歯)については精密な自費診療をお勧めしたいです。保険の範囲内でお作りする補綴物はどうしても審美性、装着性、耐久性に限界があります。多少費用がかかるものの、「銀歯が目立つ」「また取れてむし歯になった」「入れ歯が合わない」「入れ歯が壊れた」などといったトラブルを減らすことも可能です。
自費診療では、削り方の精度、歯型の型取り剤、石膏、接着剤、技工所など大学病院と同等のものを使用しております。型取りしてから、保険にしますか?自費にしますか?なんて確認したことはこれまで一度もありません。(自費のものは全く違いますので…)
自費診療では、何より快適でしっかり噛める、見た目も自然でキレイな補綴物を作ることが可能です。あらゆる面で自信をもっておススメしております。
その裏付けは、大学病院で学んだ知識と技術、そして諸先生方の歯科医療に対する信念を身につけたからだと思います。
院長の専門分野についてご説明させていただきました。
さまざまな情報があふれている時代です。
ご自身にあう情報を整理して、わからないことは専門家へ聞いていただいて、悔いのない選択をしてほしいと思います。